2013年6月17日 (月)

お前はどないやねん。

お前はどないやねん。 現在私は「小野寺家の弟・小野寺家の姉」という芝居の稽古の毎日である。

今年三本目の芝居である。

「デキルカギリ」やって直後にW.M.Oのライヴ一本やって「しゃばけ」やって直後にタイ行ってW.M.Oのライヴ三本やってそのまま「僧正の暗黒大紀行」用取材旅行を敢行して帰国して稽古に入りて候。

今回共演させていただく片桐仁と平田敦子はやりなれた仲。
それでのても敦子は家が近所だからしょっちゅ会うてるし、仁は「デキルカギリ」でも一緒だったし「しゃばけ」の稽古場は仁が出てた「レミング」の稽古場とお隣さんだったからしょっちゅ顔合わせてたから御無沙汰感が一切ない。むしろ顔見たらホッとする。

ユースケ・サンタマリア氏とは久方ぶりの共演で、雑談も演技も以前と全く「ぶれ」がない。矢沢永吉さんと同じくらい「ぶれ」がない。矢沢永吉さんと同じ種族というだけでも素晴らしいと思うし、居るだけで場の空気を変えれるユースケさんは、やはりすごいと思う。
木南晴夏さんは、とっても真摯に演技に取り組んでいる。同じシーンでも日によって違うアプローチを毎回用意してこられ、ハッとさせられることが多い。芝居に対してとても真面目な方である。頭が下がる。私は密かに稽古場で勉強させていただいている。
野村周平くんは、まだ19歳だというではないか。無垢な彼の演技には妙なリアリティがあって眼を離せない。
森谷ふみさんは、いろんなアンテナが立てて芝居に臨んでらっしゃる。すなわち、上質なコメディエンヌということになる。そして他人の芝居を取りこぼさない。そして出過ぎない。とても上品な女優さんである。
向井理さんもとても真面目な役者で、誰よりも早く台詞を身体に馴染ませる。
片桐はいりさんは、皆様御存知の通りビジュアルを超える技術と発想をお持ちの稀有な女優さんなので、私などは尊敬の念しかない。
とか、そんなことを思いながら、私は宝焼酎の烏龍茶割をウインナ炒めなんかをあてにいただくのであった。

2013年6月15日 (土)

深く。せんべろ。

深く。せんべろ。 都内に演劇の稽古場は方々にある。

カンパニー毎に稽古場は変わるのだが、私には、主要な稽古場それぞれの近所に行きつけの居酒屋がありて候。

現在「小野寺家の弟・小野寺家の姉」という芝居の稽古をしておるのだが、その稽古場の近所に「これぞせんべろ(千円でべろべろに酔える店の意)」といえる大衆酒場がある。

8人ほどが並べるカウンターの奥に三畳の小上がり一つの店を、80歳も半ばを過ぎた耳の遠いお母さんが一人で切り盛りする。
稽古初日が終わると直行し、宝焼酎の2.7ℓのペットボトルを一本キープする。
氷と烏龍茶は無料である。
カウンターの脇にある冷蔵庫から氷をグラスに己で入れ焼酎を注いで烏龍茶を足す。必ずそのタイミングで「おかずはどうする?」と、お母さんが優しく聞いてくれる。
ホワイトボードにお母さん直筆のお品書きがあって、常時20〜30の品がある。
値段は、安いので200円。高いものでも500円。どれも、とても美味い。
幼い頃に母の実家に帰省して祖母に作ってもらった料理の味を思い出す。
二品ほど頼んで烏龍ハイを五杯ほど呑んで幸せな心持ちと足取りで帰路につく。
初日はボトルを入れるから、何千円か払うが、翌日からはボトルがあるので、おかず代だけで酔える。一人で行けば5〜600円。安くて美味いのが基本の大阪でも、いや、物価の安い東南アジアの屋台居酒屋でもそうはいかんぞ。

東京は、奥が深いのである。

2013年6月 2日 (日)

旅人生

旅人生 何度目かもうわからんが、昨日タイより無事に帰国した。
あっついあっついタイでW.M.Oのライヴ三本やってのち十日間ほど「僧正の暗黒大紀行」新作用取材やって汗だくで帰国した日本はとても寒く感じた。
それでも街中では半袖姿の方が多くて少々驚いたのだけれど、「それはあんたあれやんかあんたがあっついあっつい国から帰ってきたからそない思うだけやんかそれだけのことやんか」と、即座にもう一人の己が言い諭す夕方の東京で「さて次の仕事はなんやったかいな?」と日常にゆるゆると戻って行くわけであります。
それでも空港から自宅までの帰路で、やはり寒いなあと思うこと多く、しかしそれでも街中は半袖の方が多く、「なるほど寒い時期から段々と温うなてきてあっついあっつい夏が近づいてきた喜びで人々は半袖を着てしまったのか」などと独りごちて夜は久しぶりにビアリオでなく黒霧島をなめて寝た。
そして今日は東京で観れなかった大切な友人が作って大切な仲間が沢山出演している「あかいくらやみ」を観に大阪に来ている。
旅人生。

2013年5月22日 (水)

期待を乞う

期待を乞う バンコクに居る。
先週末の17.18.19日と私のバンド・Wat Mayhem Orchestraのライヴがあった。
初日の17日はバックパッカーの聖地・カオサン近くのZooという狭いクラヴ。二日目はプロンポン付近のHarmonicaというライヴハウス。三日目はプラトゥーナームにあるWatergate Night Marketという夜市用の広大な空き地でThai Japan Music Fest 4に参加。
規模のムラが激しい三日間だったが、どの日も高リアクションを得た。

渡タイの前日が「しゃばけ」の千穐楽で、「明日からタイに行って週末ライヴなんですよねー」と、スタッフに言ったら、「あ、じゃあ山内さんの衣装の着物持っていかれます?」と、ユーモアの効いた提案をして下すったので、有難く頂戴し、三日目のフェスで着て演奏させて頂いた。タイの聴衆も喜んでくれた。
さて、これから次回の「僧正の暗黒大紀行」の取材に出掛ける。
もうすでにここ数日で暗黒大紀行一回できるくらいの出来事はあったのだが。
次回に、乞うご期待!

2013年5月16日 (木)

しゃばけ、そして途方に暮れる。

しゃばけ、そして途方に暮れる。 昨夜、「しゃばけ」は大千穐楽を迎えた。
久方ぶりの、何も考えずに楽しんでいただくタイプの演目であった。
カンパニー内の空気もとても良かった。
これは、座長・沢村一樹さんと麻美れいさんのお人柄によるところが大きかったと思う。
私と絡みの多かったマギーも、大変に器の大きな方だったのも大きかった。
ま、とにかく楽しくやらせてもらった。

で、今は成田空港にいる。
今からもう何度目になるのかわからないタイ・バンコクに行く。
最終公演地の金沢から昼に羽田に着いて、そのまま成田空港へ行こうとリムジンバスのチケットを買った瞬間旅行代理店からのメールで18:45発予定だった便が20:25発に遅延の報告があった。
とりあえずリムジンバスに乗り込み、約一時間後に成田空港に到着。
そして、途方に暮れている私なのであった。

2013年5月 5日 (日)

しんどいし楽しいし

しんどいし楽しいし なんとか「しゃばけ」ツアーとタイツアーの荷物の算段をつけて、先程、W.M.OのLive in Bangkok Thailand用リハーサルを終え、盃をかたむけておる今。
私がここ数ヶ月多忙であるよって、メンバー皆に迷惑かけておるが、うちのメンバーは皆、空気読める方々であるから、その辺りはええ感じでやってくれて、良いリハーサルでした。ええ感じで。皆。うまいし。

過去二回のタイでのライヴは、日本でのライヴと違って、ハードコア色強めでやりおったが、今回は日本での通常のライヴのノリをハードコア寄りでやらせていただく感じのセットリストにしたアルよてなんのこっちゃねん。

ま、その前に「しゃばけ」大阪公演。

気張らなあかんにゃで。自分。

2013年5月 2日 (木)

戦慄して俺

Uarehere20 「しゃばけ」東京公演は無事に終了した。

沢山の御客様に御来場頂き、誠に有り難い。カンパニーのメンバーも和気藹々。有り難いこと頻りである。
次は大阪公演。
…なのだが、先ほどスケジュールに関して判明したことがあって、戦慄している私なのである。
今月7日から幕を開ける「しゃばけ」の大阪公演のため5日頃から大阪入りする。で、12日まで大阪上本町の新歌舞伎座で公演を行った後、そのまま金沢入りする。で、15日に金沢歌劇座で二回公演を最後に「しゃばけ」は全公演を終了する。
ここまでは良い。
その週末、タイ国・バンコクにて我々W.M.Oの1年ぶりのライヴツアーが行われる。17,18,19日とバンコク市内でライヴ。その後はメンバーと別れ、私はトークイベント「僧正の暗黒大紀行」新作の取材のため約10日間ほどタイ国内をうろうろする。
15日に金沢公演。翌日16日の正午あたりに帰京予定。その夜の便でバンコクへ。
16日に一旦帰宅しパッキングしなおす時間がほぼ無いことに気付いたのが本日の午後16時過ぎ。
…ライヴで使用するギターとエフェクターなどの機材、物販品、衣装、「僧正の暗黒大紀行」取材用のカメラ、PC、資料は勿論、生活用品、着替えなど丸ごと一式を、大阪に行く段階で持って行かなあかんにゃないの。その物量たるや軽い引っ越しやないの。
私の思考は、一時的に停止したのであった。

2013年4月18日 (木)

しゃばけしてメンチカツ

また随分と更新を怠ったものである。このブログを楽しみにして下さる方も居るというのに。62人くらい。
今現在はアトリエダンカンプロデュース「しゃばけ」の舞台稽古を終え、赤坂の安酒場でメンチカツを肴に焼酎をガブ呑みしておる私である。
赤坂ACTシアターは、一昨年の「時計じかけのオレンジ」ぶり。
前回は翻訳劇で今回は時代劇。役者稼業の醍醐味であるよなあ。
「しゃばけ」は畠中恵さんの人気時代小説の舞台化である。
鄭義信氏が脚本演出を担当され、沢村一樹氏主演で、この20日から上演される。
…いろいろと書こうと思ったが、酔うてきて面倒くさなってきたので、今夜はここまで。
皆様、良い夜を。

2013年3月14日 (木)

イレギュラー大阪

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「第一回ワットメイヘム文化祭」は、盛況のうちに終えることができた。

毎度のことながら、御来場下すった皆様には一人一人の御宅に出向いて門前を掃き掃除させていただきたいくらいに感謝しておる。絶対にしませんけど。

東京のみのイベントであったので、地方の御客様には大変に申し訳なかったのだが、地方は地方でまたいろんなことを考えておるので、楽しみにしていただけるなら楽しみにして首を洗って待っておれ。

というわけで、私は現在大阪にいる。

なんでか。

今夜NGKにて行われる「久馬歩編集 月刊コント別冊グランド号」というお笑いイベントに出演するためである。

こういうイレギュラーなオファーがたまにあると、人生楽しい。

で、そろそろ「しゃばけ」の稽古も始まろうとしている。

なにかと慌ただしい今年である。

写真は「第一回ワットメイヘム文化祭」打ち上げでのTADZIOと私。

2013年3月11日 (月)

生きていて良かった

Img_0772 G2プロデュース最終公演「デキルカギリ」は大阪で大千秋楽を迎えた。

思えば、自分がまだリリパット・アーミーの劇団員の頃、G2プロデュースの第一回公演「12人のおかしな大阪人」を客席で観て、「なんとメジャー感のある舞台なのだろう。このG2プロデュースの舞台に立てたら一流なのだなあ」と思ったのが18年前。
それから6年後の2001年に「天才脚本家」で初めて出させていただいた。
一流でもないのに。
それがきっかけなのか、なんとなく芝居で喰えるようになり、G2氏とも頻繁に仕事をさせていただいてきた。
今回、最終公演ということもあって、いろいろと考えることが多かったのであるが、私、結局、G2氏やG2プロデュースのスタッフの方々に演劇人的社会性を教育していただいたのも同然であった。
G2プロデュースはいわば、私にとって『学校』であった。
『学校』といっても、厳しい教師など一人もいない、野放しで遊ばせてくれる優しさに満ちた『学校』であった。
だから、最終公演のカーテンコールにセンターで立たせていただいていることに、なにか卒業式的な思いも胸の内に生じた私であった。
演目も『家族と原子力』という重めなテーマを内包していたこともあって、台詞に勝手に力が入ったりして、とにかく私にとって(多分参加したスタッフ・キャスト全員がそうであったと思うが)特別な公演だった。生きていて良かった。
というわけで、「デキルカギリ」は終わり、G2プロデュースも終わった。
明日からも、また生きていく私や皆である。
皆様のお越しをお待ちしております。マジで。
写真は大阪公演から帰京する新幹線での私。
撮影・吉本菜穂子

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